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園について

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子どもたちにとって、最良の場所、最良の時間、最良の思い出とは何だろう——。私たちがその問いを重ねるうちに、たどり着いたひとつの答えが「自然」でした。

園庭には、あえて砂の地面を広げています。裸足でかけまわり、泥だんごをつくり、雨あがりの水たまりをのぞきこむ。便利さや効率からは少し離れたところに、子どもが本来もっている「やってみたい」が芽を出します。

四季のうつろいは、何よりの教材です。春のつくし、夏のせみ、秋のどんぐり、冬の霜柱。手で触れ、においをかぎ、音を聞く。五感をいっぱいに使った体験のひとつひとつが、好奇心と、考える力と、人をおもいやるやさしい心を育てていきます。

私たちは、子どもを急かしません。できるまで、待ちます。その時間こそが、人格の土台をつくると信じているからです。